10月たのしい森の“もりんぴっく”が終わりました。
当日参加していただいた保護者の皆さまには、子どもたちにたくさんの声援と拍手をいただきありがとうございました。何よりも一緒に楽しんでいただき、温かい雰囲気をつくっていただいたことに感謝いたします。
入り口には大きなケーキ、会場にはプレゼントを持った子どもたちの写真が万国旗として飾られていました。開会式では園長先生が「元気ですかー!?」「元気があればなんでもできる!!」とアントニオ猪木さんみたいに声をあげました。その後はみんなで“ハッピーバースデー”を歌いました。「今日は何の日!?」と驚かれた方もいらっしゃると思います。今年度のたのしい森の“もりんぴっく”は、【運動会だけど保育園の10周年のお祝いも兼ねてお家の方と楽しく過ごそう!】というコンセプトでした。お祝いムードいっぱいの中、お家の方と体を動かし楽しく過ごすことができました。
会場の上宿小学校の体育館はみんな初めてでした。体育館の大きな写真を、もりんぴっく当日までずっと園のおへやに貼っていました。初めての体育館は緊張気味でしたが、広くて力いっぱい走ることができてみんな嬉しそうでした。
体育館を借りることができたのは当日だけでしたので、リハーサルはもちろんのこと、練習みたいなこともあまりしていませんでしたが、いつも遊んでいる姿をそのまま保護者の方に観ていただくことができたのではないかと思います。
ぞうぐみ(年長児)のリレーではちょっとしたアクシデントがあり、リレーをなかなか始めることができませんでした。そして1回戦目がなんとか終わり、予定はしていなかったけど子どもたちから「2回戦目をやりたい!」という声があがりました。息切れしていた子どももいたので、フィールド内でお茶休憩をして2回戦目に臨みました。これもいつもの姿です。本番だけど計画していたことではなく、子どもたちの気持ちによってあらわれたシーンでした。
前回も書かせていただきましたが…。
私たちの考える“もりんぴっく”は見せる行事ではなく、子どもたちの「やりたい、やってみたい」や、自分たちで考えて自分たちなりの表現をすることを大切にしたものだと考えています。
行事自体を、“こなす”イベントと考えるのではなく、子どもたちの興味・関心からワクワクにつなげること、決められた動きのために練習するよりは、子どもたちがやりたいことを考えたりアイディアを出したり、友だちと力をあわせることを大切にしてきました。特にぞう組(年長児)は、組体操もリレーも子どもたちがやりたいと言って決めたことだったせいか、やる気と真剣さと力の合わせ方がすばらしく、できばえは今まで見てきた中で一番でした。リレーの2回目をやりたいという声があがったのも、みんな1回目で全力を出して疲れているのに負けたチームが再戦を挑み勝ったチームが受けて立つといった、ふだんの子どもたちの姿が自然にあらわれたもので、結果も1勝1敗とお互いに達成感があったようです。こうした姿から、子どもたちがつくり上げた“もりんぴっく”を少しだけ感じられたような気がしましたが、いかがでしたでしょうか。
“もりんぴっく”のあとの園での活動では、みんながぞう組の真似をして“新時代”の曲を流しながらダンスや組体操を楽しむ姿があります。こあら組(2歳児)のそうちゃんが、おへやに貼ってある体育館の写真を見て「そうちゃんもここにいきたいんだよね~」「もりんぴっくやりたいんだ~」とつぶやいていました。「そうちゃんたちも保育園でもりんぴっくごっこするよ」と伝えると、「しっぽもやる?」(きりん組がしっぽとり鬼をしたので)「新時代もやりたいんだよね~」と言ってました。
ひよこ組(0歳児)、りす組(1歳児)、こあら組(2歳児)は、11月に園で“もりんぴっくごっこ”をします。
主任保育士 榊
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